失敗しない家の選び方解説Success
Youtubeにて公開中の店鳥と新人事務員よっしーの「失敗しない家の選び方解説」シリーズのテキスト版です!
本日は、引き続き不動産情報サイトなどに掲載されている売買物件の情報について、簡単な解説をさせて頂きます
よろしくお願いします!
それではまず「現況」についてです
現況とは販売されている物件の現在の状況を示しています
「居住中」と表示されている場合は、売主が住んでいる状態となります
居住中の場合、見学は出来るんでしょうか?
はい、見学可能です。
基本的に売主の在宅時に、不動産会社の担当と一緒に見に行くことになります。
なので、土日限定になったり、売主とのスケジュール調整が必要になるケースがあります
ただし、時間の調整等は担当者が行いますので、遠慮なく希望をお伝え頂ければと思います
他に「賃貸中」となっている場合は、現在売主とは別の方が住んでいますので、すぐには見学出来ず、退去後の案内になることが多いです
そして「空き家」の場合は、現在誰も住んでいない状態ですので、基本的にいつでも見学が出来ます
次に「引渡可能時期」です
こちらは文字通り、物件を引き渡せる時期となります
ということは現況が「空き家」では無い場合に注意が必要ですね
そうですね、売主が居住中の場合は、引越のタイミングなどによって引渡日が変動します
また現況が「空き家」であっても、土地の測量や抵当権抹消の手続きなどで引き渡すのに時間がかかる場合もあります
このようにすぐに引き渡しが出来ない場合は「相談」等と表示されていますので、必ず確認をしておきましょう
すぐに引き渡せる場合は「即引渡可」などと表示されています
次に設備項目です
物件情報サイトによっては特記事項や備考欄などに表示されることもありますが、排水の処理方法やガスの供給状況について記載されています
排水の処理方法については「個別浄化槽」「汲み取り」「下水」があります
「個別浄化槽」の場合は敷地内に浄化槽が埋めてあり、トイレやキッチンからの排水をこの浄化槽で綺麗にしてから流す方式になります
また「集中浄化槽」といって、エリアごとに大きな浄化槽を設置している場合もあります
この場合は敷地内には浄化槽が無く、下水道のように道路の下に排水を通して最寄りの集中浄化槽で処理をしています
「汲み取り」は汚水を一旦タンクに溜めて、定期的にバキュームカーで汲み取って貰う方式になります
「下水道」は道路の下などに設置された下水管で、自治体の下水処理場まで流す仕組みですね
次に上水道ですが、水道管について注意して頂きたいのが、水道管が前面道路までは来ているものの敷地内までは引き込まれていないケースや、引き込まれていても昔の基準で配管が13ミリなどと細く、引き込み直しの工事が必要なケースです
これらの場合、状況に応じて40万円前後以上の費用が掛かりますので、新築用地として購入を検討されている場合は要確認ですね
最後に「建築条件」についてです
土地をお探しの場合になりますが、建築条件が付いた土地は、指定の建築業者で注文住宅を建てることが購入の条件となっています
つまり、自由に建築業者を選ぶ事が出来ないということですね
購入者にとって何のメリットがあるのでしょう?
はい、この場合は建物の設計プランとセットになっている事が多く、土地と建物を合わせたトータルの予算が把握しやすくなります。
また、一般的に「良い土地」や「なかなか売りに出ないエリアの土地」で設定されていることが多いです。
知らない建築会社だと少し不安な気がします
そうですね、他にも相見積もりを取ることも出来なくなります。
価格の妥当性が分かりづらくなりますね
また、気に入った家が建てられるかは分かりません。
あくまで、土地を最優先で考えた場合の選択肢になると思います
それでは全4回にわたって売買物件の情報の見方についてご説明させて頂きました
不動産の情報は無駄に項目が多いと感じていましたけど、それぞれの意味を知るとどれも重要な情報だと思いました
そうですね、特にネガティブな情報や予算に関連する情報に関しては、担当者の説明を聞いて初めて気付くよりも、事前にご自身で大まかに把握しておくことが、物件探しをよりスムーズにすると思います。
また、購入時に説明を受けていても、よく理解していないままリフォームや建て替えを行う際になって初めて「こんなはずじゃなかった」というケースもありますので、ご注意頂きたいですね
契約前の「重要事項説明」ですね!分からないことはどんどん質問するようにします!
ありがとうございました!
ありがとうございました