中古住宅、マンション購入時のリフォーム金額の目安

リフォームの概算費用を知った上での物件探しを！

物件を見学に行った際に「ここはリフォームしたい」とか「安かったらここも直したい」などの希望が出てくるかと思います

ただ、そこで実際に見積もりを依頼すると、場合によっては後日改めてリフォーム業者と現地で打ち合わせを行い、それから見積書が出来るまでに数日～10日ほど必要だったりと、結構な時間と手間が掛かってしまいます

出来ればそのときに大まかな全体の金額を知りたいですね

そうですよね、購入をほとんど決めているような物件であれば、多少時間が掛かっても正確な金額を出す必要がありますが、見積を見て「こんなに掛かるとは思わなかった！」なんて事は良くあります。

なので、はじめからおおよその金額を知っておく事はスムーズな物件選びをする上で重要と言えます

そこで今回は、よくあるリフォームの内容と金額についてお話ししようと思います

今回の解説の注意点

まずは注意点なのですが、金額については痛みの度合い、地域、施工会社などによって大きく異なってくる可能性があります。

正確な金額に関しては必ず見積を依頼するようお願いします

そして簡単にお話するために、材料費、工事費、仮設工事費や諸経費等の明細は省略して、これら全て含んだ総額の目安としてお話させていただきます

はい！よろしくお願いします！

外壁塗装工事の費用

それでは最初に外壁塗装工事です。

こちらは戸建住宅の場合になりますね

塗装工事は地域差が激しいのですが一般に150万円ほどです。

100万円から200万円くらいと考えると良いでしょう

屋根の塗装も一緒にする場合は、更に40万円前後見ておくと良いですね

これで外観が綺麗になりますね

そうですね、更に外壁の塗装には外壁材を雨水などから保護する効果があり、雨水が下地に入り、外壁材自体が傷んでしまうと、交換が必要になってしまう場合があります。

劣化が確認できるようでしたら保護のためにもお勧めします。

水回り設備の費用

次に水まわりの設備です

メーカーとグレードによってこちらもかなり異なるのですが、注文住宅等で一般的に使われるグレードでお話させていただきます

まず、キッチンとユニットバスはそれぞれ100万円ほどです

キッチンは食洗機付きですか？

はい、食洗機付きのIHヒーターのキッチンを想定しています。

ただし、ガスからIHに変更の場合は別途工事が必要となります。

新しくするだけであれば、賃貸住宅で使われるようなシンプルなものにすることで、もっと安くすることも出来ますね

そして次に、トイレが40万円、洗面化粧台が30万円くらいです

トイレはウォッシュレットですか？

はい、もちろんです

壁紙の張り替え費用

次に、室内の壁紙の張り替えについてです。

戸建住宅の場合約80万円、マンションの場合は約70万円ほどになります。

一般的な住宅であれば、これくらいの費用で全室の壁紙を張り替える事が出来ると思います

畳の交換、フローリングの張り替え費用

そして畳の交換は1枚あたり2万円、6畳間だと12万円程をみておくと充分かと思います

床に関しては、上貼りと言われる現在のフローリングの上に新しいフローリングを貼る方法で、フローリングの種類にもよりますが、全室で100万円ほどになります

費用まとめ

最後に間取りの変更についてですが、こちらは物件の状況や変更内容であまりに大きく異なってきますので、今回は省かせて頂きます

はい！ざっと合計すると外装で150万円、内装で450万円前後ですね

これら全てリフォームするとかなり変わってきますか？

はい、ぱっと見では築年数が分からないほど綺麗になりますよ

ただし、今回のリフォームにはサッシや室内のドアや戸などの建具は含まれていませんのでご承知おきください

フルリフォーム前提で割安な古い物件を探すのはアリ？

例えばフルリフォーム前提で古くて安い中古戸建を探すのもアリでしょうか？

はい、アリなのですが気をつけてもらいたい点があります。

建物の土台や基礎などの構造部分の耐久性です。

古い建物の中にはこのような構造部分が30年程度しかもたないものもあります。

この場合、築25年の時にフルリフォームしたとしても、残り5年で構造の寿命を迎えることになります。

でも構造の寿命を超えたとしても、自然に崩れてしまうわけでは無いですよね？

そうですね、何も無ければ自然に倒壊することはまずありません。

ただし、大きな地震が来た時には倒壊する可能性が出てしまいます。

構造部分に関しては、建物の設計図面を確認したり、建物の健康診断「インスペクション」でも調査が可能です。

特に古い建物を検討の際はぜひご活用ください。

その結果、新たに建て直す選択肢も考えた方が良いのかもしれませんね

そうですね、ちなみに建物の解体費用は200万円ほど見ておくと良いでしょう

それでは今回は中古住宅や中古マンションを購入検討する際の、リフォーム費用についてお話させて頂きました

くれぐれも正確な金額は、設備のグレードや物件の傷み具合、地域などに左右されますので、業者への見積依頼をお願いしたいのですが、大まかな予算感として参考にして頂ければと思います

はい！ありがとうございました

ありがとうございました