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新築住宅と中古住宅、それぞれの特徴【失敗しない家の選び方解説】

Youtubeにて公開中の店鳥と新人事務員よっしーの「失敗しない家の選び方解説」シリーズのテキスト版です!

 

動画はこちらから!

 

 

新築住宅と中古住宅、それぞれの特徴

 

今回は、新築住宅と中古住宅の一般的な特徴についてお話させていただきたいと思います

よろしくお願いします!

1つ目は断熱性です

実は、現在家を建てるのにこれだけ断熱材を入れなさい、といった決まりはありません

 

 

はい、以前習いました!ですが今後は義務化されるんですよね

 

そうです、国の方針により2025年からは最低限の断熱性能が義務化される予定になっています

ですので、現時点では建築日から断熱性能の良し悪しを判断することは難しいです。

ただ、基本的にはやはり最近の家の方が断熱性能が高い傾向にありますね

特に最近の断熱性を売りにしている建物はびっくりするくらい性能が良いものがあります

中古住宅でも「次世代省エネ基準」が導入された2000年以降から断熱性の高い住宅が増えてきています

 

 

 

次世代省エネ基準とはどんな基準ですか?

 

はい、地球温暖化防止の一環断熱性能、日射遮蔽性能、気密性能、通風・換気などについて設定された基準です

この基準をクリアすることでフラット35などの住宅ローンの金利が低くなったりします

 

 

 

 

中古住宅の断熱性能を確認するのに何か簡単なポイントはありますか?

 

 

そうですね、すぐに分かるのは窓ガラスですね

 

どうやったら調べられますか?

 

 

ガラスにスマホなどの光を当てると二重に反射するのがペアガラスで、これが三重になるとトリプルガラスとなります。

枚数が多いほど断熱性が高くなります

建物全体の性能はガラス一つで決まるわけではありませんが、断熱性に気をつかっている建物では、少なくともペアガラスが使われることが一般的ですね

また、正確な断熱性能については不動産会社に確認すると良いかと思います

 

2つ目が耐震性です

こちらは、最低限の強度が法律で決められています

今の基準は震度6強から7の地震で倒壊しない基準となっています

これは「新耐震基準」といわれ1981年から施行されています。そしてこれ以前に建てられた建物を「旧耐震基準」と呼んでいます。

さらに木造住宅に関しては、2000年に基準の見直しが行われていまして、これを「2000年基準」と呼んでいます。

これらは建築する上で最低限必要な性能なので、建築日を確認することでどの基準に適合しているか判断ができます。

例えば2000年以降に建築された中古住宅であれば、今の新築住宅と同じ基準をクリアしている、ということになりますね

 

現在の基準は熊本地震のような大きな地震でも6割以上は損傷が見られなかったんですよね

 

 

そうです、さらにより強い性能を持った耐震等級2耐震等級3といった基準が2000年に設けられました。

特に耐震等級3に適合する建物については、熊本地震による損傷はほとんど見受けられず損傷があった建物も軽微な損傷で済んだようですよ

 

 

さすが防災拠点並みの耐震性能ですね!

逆に古い基準の建物ではどうだったんでしょうか?

 

 

 

はい、旧耐震基準の建物だと倒壊が28.2%、損傷が無かった建物は5.1%、新耐震基準の建物だと倒壊が8.7%、損傷が無かった建物は20.4%、そして現在の2000年基準の建物では倒壊が2.2%、損傷が無かった建物は61.4%となってます

 

耐震性能で被害が大きく変わるんですね

中古住宅を買う際はもしもの時の為に耐震性能にも気をつけておいた方がいいですね

 

 

 

そうですね、ただし耐震等級3の建物は、新築であれば探して購入することも出来ますが、中古住宅ではまだまだ数が少ないので探すのは難しいと思います

 

3つ目が立地についてです

ここで言う立地の良し悪しとは、利便性がよい、地盤が硬い、過去に水に浸かったりガケ崩れ等の災害がない場所、湿気の少ない場所、と考えてください

そしてそれらをトータルで考えると、一般的に中古住宅の方が立地が良い場合が多いんです

 

それは何故でしょう?

 

基本的に家を建てる時は「良い場所」から建築していきます

そして土地が段々無くなってくると「あまり良くない場所」にも建築されていくようになります

つまり、良い場所にはすでに建物が建っていることが多いという訳なんです

新築で注文住宅を検討している場合は、土地から探すことが多いですが、このように良い場所にはすでに家が建っているので、どうしても郊外や不便な場所になることが多いです

 

郊外に分譲地とか良く見かけますね

そうですね、そういった立地にも良いところはあって、他の建物も一斉に建ち始めますので周辺の見た目が新しかったり、今の基準で道路が作られているので幅が広く、マイカーを利用する前提だとむしろ快適だったりします

ただ、郊外では周辺の建物が少なく、街灯も少なくなりますので防犯上の懸念があったり、学校も遠かったりと、お子さんの事を考えると少し不安な場合もありますね

また、立地の良い土地が売りに出た場合でも、すぐに建築会社や不動産会社が買ってしまうことが多く希望通りの立地で購入するのはなかなか難しいです

 

4つ目が保証についてです

新築住宅は基本的に雨漏りや構造について10年の保証がついています

中古住宅売主が業者の場合は2年です。

ただし個人が売主の場合は保証が無かったり、あっても3ヶ月程度が一般的です

つまり、この場合買ってから半年後に雨漏りが発生しても、修理費用は自分で負担するということになります

ただし、中古住宅であっても条件はありますが「既存住宅かし保険」といって2年、または5年の保証を有償でつけることが出来ます

 

それでは今回は新築住宅と中古住宅の一般的な特徴についてお話させて頂きました

 

性能立地保証内容、そしてもちろんコストを考えると中古住宅と新築住宅には一長一短ありますね

 

そうですね、大事なのは両方の特徴をよく理解した上で、ライフスタイルに合わせて検討する事ではないでしょうか

はい!ありがとうございました!

 

ありがとうございました

 

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