失敗しない家の選び方解説Success
Youtubeにて公開中の店鳥と新人事務員よっしーの「失敗しない家の選び方解説」シリーズのテキスト版です!
本日は、前回に引き続き不動産情報サイトに掲載されている売買物件の情報について、簡単な解説をさせて頂きます
よろしくお願いします!
それではまず価格についてです
よくご質問を受けるのが消費税についてです
まず土地についてはそもそも消費税が掛かりません
建物は売主が個人の場合、同じく消費税は掛かりません
売主が法人の場合のみ建物に対して消費税が掛かります。
ただし表示されている価格は税込の金額となっていますので、特に意識する必要はないでしょう
価格については他にローンの支払い例が表示されているケースもありますね
そうですね、特に広告チラシなどで特定のローン条件での支払額が表示されていたりします
この支払額については、頭金の額や、支払い年数、金利などによって支払額は異なってきます。
なので、ご自身の条件でより具体的な金額を知りたい場合は、スマホのローン計算アプリなどで簡単に計算出来ますので、活用されることをお勧めします
次に土地の権利についてです
一般的なのは「所有権」ですが、まれに「借地権」と記載されている物件があります
この借地権とは、建物は自分のものでも土地に関しては借りている状態を指します
つまり土地の所有者が他にいて、賃料を支払う必要が出てくるんですね
土地が他の人のものだとなんだかすごく気になります
そうですね、他に住宅ローンの審査が通りにくいというデメリットもあります。
ただ、その代わり駅に近く立地が非常に良かったり、その割に価格が安かったりなど、相応のメリットがある物件が多いですね
次に私道負担です
まず私道とは、公道と異なり個人が所有している道路の事を指します
また、複数の方がひとつの道路の持ち主である場合もあります
どういう時に私道が作られるのでしょうか?
はい、建物を建てる際は、建築基準法にて4メートル以上の幅を持つ道路に、敷地が2メートル以上接している必要があるとされています
つまり、条件に適した道路に接していないと建物が建てられないということでしょうか?
そうです、そこで広い土地をいくつかの分譲地にして売る場合などに、条件を満たす為に私道が作られるんです
そして私道負担の項目には、その所有権の持分が記載されています
持分が無い場合は「無し」、一部を所有している場合は「1/4」などの割合が記載されます
所有権が無い場合もあるんですね!
はい、無い場合でも普段の生活で問題になることはそうそうありません。
ただし、この状態の物件を購入する場合、住宅ローンが使えない可能性がありますのでご注意ください。
また、道路が私道の場合、将来的にその道路のメンテナンスが必要になった際には、費用負担が発生する可能性があります
次に道路幅と接道幅です
これは物件の敷地と接している道路の幅と、接している長さが記載されています
先ほど建物を建てる為には「4メートル以上の幅を持つ道路に接している必要がある」とご説明しましたが、実際には道路幅が4メートル未満の物件もあるんです
建築基準法が無い時代に建築されたということでしょうか
でもそれだと、その敷地ではもう建替が出来ないのではないでしょうか?
その場合は、敷地をセットバックすることで建築が可能になります。
セットバックとは、道路の中心から2m離れたところまで敷地を後退させることを言います
中古の物件では既にセットバックしていることもありますし、古い物件ではまだの場合もあります。
この場合は建替時にセットバックする必要がありますね
自分の敷地が減ってしまう可能性があるということなんですね
そうです、また、道路との接道幅は2m以上必要ですが、これに関しては改善出来ない限り建替が出来ません
ただし、その分相場より安く販売されているケースが多いですね
次に完成時期についてです
他にも「築年月」などと表記されることもありますが、これは建物が建築された月になります
主にこの情報を見て建物の経過年数に注目される事が多いかと思いますが、他の見方もあります
まず、建物を建てるには先ほどの「建築基準法」を守る必要があるのですが、この中には最低限必要な耐震基準も定められています
そしてこの耐震基準は、これまで何度もバージョンアップされています
つまり、いつ建築されたかによって最低限確保している耐震性能が分かるということですね
そうです。
特に昭和56年以前の建物は「旧耐震基準」と言われ耐震性に不安があります。
その後に更新されたのは平成12年で、こちらが現在の基準にもなっています
ポイントになる年は昭和56年と平成12年ということですね
はい、もちろん最終的にはその物件の設計次第にはなりますが、おおよその目安になると思います
次が交通です
最寄りの駅やバスからの距離が記載されています
更に徒歩10分などの情報も併記されていると思いますが、この計算は80mを1分として計算しています
また、距離に関しては物件と目的地を直線で結んだ距離ではなく、付近の道路を実際に利用した際の距離が記載されています。
80mで1分としたのは「ハイヒールを履いた女性が歩くスピード」に合わせたからなんですよね!
そうです!なので革靴や運動靴で考えると、実際にはもう少し短縮されるかもしれませんが、信号待ちなどは考慮されていませんのでご注意ください
それでは続きはまた次回、お話しさせて頂きたいと思います
はい!ありがとうございました
ありがとうございました